コイの祭典

ホルモン千葉

なんとか目覚ましで起床。結局睡眠3時間か。荷物の最終チェック、とりあえずチケットとクーポン類だけは確認して、化粧して出社する。ハリポタ読んでて駅を一つ乗り過ごす。余裕を持って出たはずが、出社時間はギリギリセーフ。昨日の夕方見つけた仕事のエラー、とりあえず何とかできることは片付けて、通常の3倍のスピードでメールを書き、同僚に教えてもらったアイスやさんの地図を打出して、行ってきますと勇ましく〜。残暑の中を駅に向かう。暑い・・・。これはイカン、制汗剤が必要だー。とマツキヨに寄ってから電車に乗り込む。明らかに寝不足で足元がちょっとフワフワするし、興奮で軽くお腹痛いが無事に新幹線に乗って、ひかりの車中でハリポタの続きを読むものの、3ページで落ちた。気がつけば名古屋。京都までならひかりでぜんぜん問題ないよなー。早得キップバンザイ。
16時半頃に京都駅に到着。東急ホテルまで歩きながら、京都出身の友人が「東京は空が狭い」と言っていたのを思い出し納得。そういえば京都は中学校の修学旅行以来だ。つまり20年ぶりってこと?!6時からチェックインの予約をしていたが、どうもそんなに混んでいなかったらしく、プランと違う禁煙の部屋に変えてくれたため、17時過ぎに部屋に入る。同じホテルのキリ友に電話して、無駄と思いつつ化粧を直し、タクシーで磔磔へ。お馴染みさんに挨拶しながら昨日の客席の恐ろしい様子を聞く。いわく腕を一度上げたらもう降ろせないとか、みっちり詰まったところで「あと30人入りますから詰めてください!」と言われるとか・・・。でもヤスは髪括ってなかったとのことなので、一安心。どの辺に陣取るか考えたものの、結局可能な限り前へ!という選択。結局兄前4,5列目。蔵を改造したらしき場内は換気など望むべくもない。入り口で受け取ったチューハイをさっさと飲む。
P.D.M.がかかって2階からメンバー登場。ステージが狭い!みんなツアーT。胸から下は何着てるか全く見えず。小松君に至ってはドラムセットに埋まっちゃって全然見えないorz。
和音を取ってヤスが歌いだす『YOU AND ME』からスタート。この曲、どうも中盤から最後のイメージがあるのでビックリ。最初の暖気曲にはもったいないとも思うんですけど。って、どの曲もそうだけどさ。ちょっと不安定な気もするものの期待はムクムク。今日は音響は諦めた!ステージの近さと客席の(文字通りの)一体感を楽しむよ!「アルバム発売のタイミングじゃないのでいろいろな曲を用意してきました!」とヤスのご挨拶に続いて、『悪い習慣』?と一瞬思ったイントロがテンポアップして『Drive Me Crazy』キャー!!微妙に噛み合ってない印象もあるけど嬉しいので許す(何様)。『汗染み』のイントロでまたキャー!!!!これ聞くと年末のイベントを思い出す。兄の♪夕立〜はこちらもまだ暖気中?後半にかけて安定してましたが。途中の手拍子で私の脳みそから早くも何かが出ているのを感じる。
『あの世で〜』からはバンドも噛み合って、ヤスの声量もバッチリ。♪乱れ髪サッスーンの後、ヤスがヘイ!って言うのが好きだーーー!そして小松君のドラムがバタバタしててこの曲にぴったり。アウトロのギター掛け合いにカウベルが絡む。堪らん〜。フロント2人、早くも汗が流れている。兄の鼻の下にも汗が浮いている。キャー。(?!) 「昨日暑かったから今日は全員ツアーTシャツを着て。ねぇ(ヤス)」「兄弟っぽいでしょ。おそろいで。(兄)」その後も話を振ろうと「ねぇ」というヤスにチューニングしててシカトの兄。途中で気づいて「すみませんね、言いたいことだけ言って帰るみたいな感じで。フヘヘ」まぁ、らしいけど(笑)。兄の喋りが聞こえにくいー。
野外での雨を想定したであろう『雨毛布』は去年のツアーと似たアレンジ(ホーンは無し)。ところどころ小松君が目を瞑って叩いているのに気づく。暑いのに耐えているのか?集中しているのか?『クレイジーサマー』これまでのライブで聴いた中で一番好きだった。テンポが微妙に速いんか?ドラムが前に出ているからか(これは好き嫌い別れそうとも思ったけど)?ヤスの声量が上がっているからか?苦しそうじゃないし、眠くもならない。野音に期待がかかる。そして『ブラインドタッチ』心地よく転がるスネアのロール、スウィートソウルの時よりも伸びるヤスの声、伊藤さんのキーボードも華やかで。この曲、前に兄が「あの曲だけどうしてもFBHLの曲順に収まらなくて。あの曲だけ元気すぎるんだよなー」と言ってたのを思い出す。より元気になってるっつうかフラワリーです。咲き乱れてる。狭いハコで聞く『Golden Harvest』は音圧が高くて満足。中森さん効果も素晴らしい!!!そして小松君のドラムで聞きたいと夢見た『グッデイ』が遂に現実に。やっぱこういう曲合うよー。スゲー嬉しい。しかもコーラスもしてるし。この曲はちょっと特別。最初にアルバム『3』を買う時、この曲を試聴して一気にムムムッと心鷲づかみだったのだ。
「今年は毎月配信やって頑張ってるんですよ(ヤス)」「2人いるんだから余裕でしょ、とか思ってる人結構居るんじゃないかな?(N○K教育テレビのお兄さんのような問いかけ口調で)(兄)」「そんなことない(ヤス)」「詞を書いたり、アレンジしたり、最近はMIXなんかも出来るから・・・いろいろやることあって大変なんですよ(兄)」
メンバー紹介で「じゃぁ、中森さん」と普通に呼びかけて「普通に呼んじゃった(ヤス)」一緒にツアーやるのは初めてで、とか真城さんと二人はヒックスでとか色々紹介した後に「一人にこんなに時間かけちゃった。後はさっさと行きますよ。新メンバーじゃないから」と後は名前だけ。「こんなムシムシした時でも聞くとちょっと気分が良くなるかもしれない」と『Ladybird』をやって、レゲエ『唐変木』にビックリ。♪ジャスタ・ミー「新しいバージョンで」とヤス得意げ。そして『冠水橋』。この日、スネアを何度かチェンジしていたけど、この曲がもっとも嵌っていたように思う。しかし、もの凄い音圧。私も潰されそう。前のツアーでも思ったが、本当にライブ栄えする曲。しかしまたパワーアップしてるんじゃないか。最後の1音が消えるまで聞き入ってしまう。客席からため息。
明らかに休憩のMCタイムは、ヤスが新幹線の話をって言っただけで客席から笑いが・・・。??と思ったら昨日も同じ話をしてたらしい。つうことは京都2日共参加してる人が結構いたってことなのねー。売り子さんに「単三電池2個下さい」っていったら「サンドイッチ2個ですね」と返されて「ナンだったんだろうなぁーって考えて分かったんですよ。「単三電池」→「タン・サンデッチ」→「ザ・サンドイッチ」ってそういうことじゃないか、と。」ザ?ザ?ザ?とざわつく客席に「いや、ザ、はないと思う。「サンディィッチ下さい」って聞こえたんじゃない?何処の訛りだよって。今頃向こうもMCで「昨日凄い訛ってるお客が〜」とか言ってるよ(兄)」「カラオケでね(ヤス)」「カラオケでMCって新しいね(兄)」「(唐突に・OL風)カミングアウトしちゃいまーす。つって(ヤス)」「薄ーいやつでしょ(笑)(兄)」分からん、この二人の展開・・・。兄は朝早く起きすぎて暇なので京都の町を歩いていたら、赤線の跡を発見、しかもまだ機能しているようだったという話し。「ルポりたい感じたったでしょ?(ヤス)」「(一瞬きょとんとして)そうそう、「そのときあなたは?」って(鉛筆を舐めながら取材する小芝居)(兄)」「今時鉛筆舐めないよね(ヤス)」「舐めたことないですけどね。フハハハ(兄)」
さぁ、じゃあ続きやりますよ。って兄に言われてからギターを持つヤスに、「こういう時にもう持ってないと」って小言っぽく言う兄。兄弟やなぁ。
『ブルーバード』→『ジョナサン』ヤス曲はどうしてこんなにライブ化けするのが多いのか。♪YESとNOのあ、いーだっってカワユス。『ムラ☆サン』そして『ロマ街』。バンドのグルーブが盛り上がってきました。この辺で密かに酸欠になりかける。凄い湿度で吸っても吸っても酸素が入ってこない気がして鯉のように口パクパク。ステージ上は皆汗びっしょり。ヤスの髪は湿気でどんどん膨らんで行く・・・。『ロマ街』イントロが更に妖しく危険な感じに・・・。スゲーテンションが上がる。ヤスの歌は心もちしんどそうだし、ところどころ飛んでますが、このバックだけでご飯3杯食べられる!しかも通常の3倍のスピードで。全部好物!!!また♪君の真心もクローゼットのなかで育って に絡むキーボードの旋律が切ない!
「じゃぁ、また新曲を。誰か誕生日の人はいますか?(取ってつけたように)(ヤス)」新曲キター!(嬉)イントロのキーボードから期待が押さえられない。絶対好きだわ、私この曲。♪世界は憂鬱、いつでも残酷 まるで小西さんみたいな詞だ。小松くんのドラムがさっきからNONAモードになってるし!キーボードが導く、コーラスが拡げるヤスの歌!全開で歌っている様に見える姿は2004年のYOU AND MEを思い出す。伊藤さんのキーボード、キラキラしている。誕生日じゃなくても嬉しくなる。「はっ、そういえば今日は上司の誕生日〜」とかそんなことを思ったり。そっと歌いだした『サイレン』の安定感。胸に迫るハーモニー、力強いリズム。いかん、情緒が不安定になるぞ、この曲。曲が終わってから拍手までの間が全てを物語っていたような気がする。
「じゃぁ、最後にもう1曲新しいのをやって今日はさよならです。(ええええぇ〜)あら?余計なこと言っちゃった?(ヤス)」ってなんか、今日のMCいつにもまして天然・・・。
『君のことだよ』では小松君もコーラス参加しているのが見えた。兄の声も良く聞こえる。ヤスの声、良く持ってるなぁ。湿気効果?でも、さっきのサイレンが凄すぎて、これがラストってのは納得行かないよ!会場の都合でアンコール無しで終了。皆汗ぐっしょり。私も限界〜。

01.YOU AND ME
02.Drive Me Crazy
03.汗染みは淡いブルース
04.あの世で罰を受けるほど
05.雨は毛布のように
06.クレイジーサマー
07.ブラインドタッチの織姫
08.Golden harvest
09.グッデイ・グッバイ
10.Ladybird
11.唐変木のためのガイダンス
12.冠水橋
13.ブルーバード
14.ジョナサン
15.ムラサキ☆サンセット
16.ロマンティック街道
17.今日も誰かの誕生日
18.サイレンの唄
19.君のことだよ

もう1回あるんだと思うと、幸せ。

興奮冷めやらぬまま、ホルモン千葉で打ち上がる。ビールが美味しい!!!きっと今頃メンバーも美味しいビールを飲んでいるだろう。マル腸、超ニンニク臭かったけど美味かったー!最後の玉(焼きうどん)、お腹いっぱいで食べきれなかったのが悔やまれる。腹ごなしにホテルまで40分ほど歩いて帰る途中またアイスとか食べたりして。口を開けば「カッコよかった」しかでてこない。ある意味失語症。ホテルに帰ってからも盛り上がって、3時過ぎに解散。部屋に戻って、余りの眠さにベッドに倒れこみたい衝動に駆られるも、余りのニンニク臭さに断念。風呂に入って、4時前に就寝。