これも読了。フォトリーでざっと流してから読むと普通に読んでも速い気がする。

ザ・ファシリテーター2―理屈じゃ、誰も動かない!

ザ・ファシリテーター2―理屈じゃ、誰も動かない!

より込み入ったネタに踏み込んでいるし、前巻のときに思った疑問(ファシリテーションの技法をみんなが知ってると白ける?とか)も登場しているんだけど、ちょっと詰め込み感があって逆に薄くなっちゃった感じがあるかな・・・。でも、こういうイメージを持って動くのって大事だと思う。
しかし、こういうアメリカ式の全体最適の話を読んでいると、『暴走する資本主義』が脳裏に浮んで仕方ない。会社って誰のもんなんだろう、というか会社で働くってどういう事なんだろうとか。効率を上げて、何をしようっていうんだろ、という。
暴走する資本主義

暴走する資本主義

それで思い出したのがこれ。
社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

イヴォン・シュイナードの価値観から見た、会社はどうあるべきなのか?という話。パタゴニア(というかシュイナード)は「その資源=地球」に対して責任を負うという考え方なのね。彼がその「責任を負う」って事を実現する為にパタゴニアが必要、つまり彼の為にあるともいえるけど、その目的は社会的に意義があることである必要がある(松下幸之助だね)、と。
会社がその機能を"会社が本当にやりたいことを効率的にやるためには、適正なサイズがある"っていう考え方は、ファシリテーター2の中でも登場してるけど、なんというか、こっちの方がしっくりきた。(当事者が言ってるんだから説得力があって当たり前か。)
MBA(Management by Absent)=不在による管理って考え方が面白い。予定を立てることが出来ない遊び(パウダースキーとかサーフィンとか)に行けるようにするための作業の共有と効率性のUPってのは分かる!予定がたてられるライブだって、退社前3時間ぐらいってもんのすごく集中するもんなー。おお、これが締め切り効果?!(で、1冊目に戻るwww)