リップサービス

今日は堀込兄のアルバム発売記念トークイベント@新宿タワレコ。やー、特典の有無で迷ったら新宿タワレコ!です。東京だよ、おっかさん(違)。ありがたく、特典を享受するため、新宿に向かう。
日曜にしては早起き(9時半ですが…)して、洗濯と布団干しして、いそいそと出かける準備。昼ごはんを食べる暇が無いなーと思ったところに、朝練から旦那が帰宅。「おぅ、パンかってこいやー」と財布を渡す。しかし、化粧が終わったらタイムリミット。パン屋だけでなく雑貨屋によって、細々と自分の買い物もしてきた旦那から、財布とパンを受け取り、パンを食べながら(行儀悪ですが)早足で駅に向かう。で、眼鏡忘れたけど取りに変える時間無し。
新宿に着いてみれば、見知った顔が…。お手製眼鏡(笑)を1つ分けてもらい、7階ステージ前に。ステージに向かって左側、前から3列目ぐらいです。ステージの上には椅子2つ。兄が登場して座った椅子は…左側でした。近い!今日のお相手は、"キリンジと縁の深いライター"今回のブロスでもインタビューしている照山紅葉さん*1
今日の服装は、赤いクルーネックの薄手のセーター(裾と袖にグレーの縁取り)にカーキのワークパンツにスニーカーソックスで足首ちら見せ(違)でニューバランスのこげ茶の皮スニーカー。眼鏡はアー写と同じもの。髪はクルックルッを強調した仕上がり(笑)。こういう薄手のニットだと胸板が強調されていいよねー。この服装は『冬来たりなば』のPVの衣装を意識して、とのこと。パンツは撮影で着ていたものと同じ。
話し始めて早々に、照山さんのマイクの持ち方が、カラオケっぽい(網の部分を包み込むように持つ)とか、手持ちマイクの位置が遠いとか突っ込む兄。そういえば、原田郁子さんのi-Radio(vol.86)でも、「ツッコミが早い」と評されていた…。
まずはCDジャケットの話。あの"特急眼鏡"アー写は、たまたまずり落ちてきたので眼鏡を上げたら「あ!それイタダキます!」となったものだそうで、照山さんも「アレはいいですよね。素晴らしいアー写。」と絶賛。その後、「で、問題が1個在りまして…。最後のページ。アレは何?(笑)」「アレは(笑)、一応写真にはストーリーがあって。あれは平塚のベルマーレのグラウンドで撮影したんですけど、中の売店で働いている人が早く来すぎたからってスタンドでボーっとしてたら時間になってやベーって急いで着替えてるという」「で、最後のあの表情」「僕もあれはビックリしましたけどね。あの格好はありだと思うけど、あの表情はどうかなって。(笑)あと、顎が無くてビックリしました。ヌーって。なんかちょっとこう、バーバパパっぽい。」「やー、「タクシードライバー」のデニーロとか「シャイニング」のニコルソンとかを連想する狂気の表情が…。あ、何か凄く失礼なこと言ってますね(笑)」色々な雑誌やネットでのインタビューでされてない話を、ということで、タイトル『Home Ground』について。「ボツになったタイトルは無いんですか?」「『First』とか、『兄ソロ』とか。まぁ、アニは他にいるなって事でボツになって。『高樹のポップス万華鏡』とか『音楽人外魔境』とかあったんですけど(笑)、まぁジャケットのイメージが先に決まってたので、それは合わないってことで。」『音楽人外魔境』が良かったな(笑)って、この辺のタイトルは今思いついたんじゃ?!
『雪んこ』は子供が生まれたばかりの頃に、家に人がいる状態でも曲を作れるようにならなければ!と修行僧のように(?)作った曲で、デモでは子供の泣き声とか家族の話し声が入ってたそう。「それを隠しトラックで入れようかなーとも思ったんですが、引く人もいるだろうってことで止めました。」「これ、子供の声が入ってる!盤がオカシイんじゃないの!って事ですか?」「いや、そういう反響は考えてなかったですけど(笑)。"高樹!お前もか!"みたいな反応がくるかなーと。」「泰行さんの反応はどうですか?」「いや、多分イイと思ってると思いますよ。まぁ、兄弟で褒めあってもしょうがないし。僕もやっぱり"馬の骨たのしいなー"って感じにはならないですよね。聞いてて"ココはこうしたいなー"とか"ココは今度真似しよう"とか」「職人的な視点で見ちゃうと。」
その後、PVを流すため、ステージから一度はけた2人。照山さんの肩に手を回して、ポンポンって励ますような兄とか、ステージ下の椅子に座ってポケットからティッシュ出して鼻をかむ兄とか、『冬来たりなば』のベースにあわせて、足でリズムを取る兄とかが見えるいい位置だったよ…(ハウン)
再度登場後、監督の児玉さんから「紋付袴は前から絶対似合うと思ってました!」とのメッセージと共に寄せられたモーションキャプチャ用の実写映像では、ルームランナーの上で歩く姿や、甘栗剥いちゃいましたをパクパクする姿、女性と組んで台の上でグルグル回されるところや、紋付袴姿でベンチに座る兄、こっちを向いてニッコリする兄、が見られました。実写の紋付袴!!!!に大興奮。児玉さんのコンセプトは「高樹による高樹のための高樹だらけの世界。季節の移り変わりも"ふーん"って感じで動じない高樹。うっかりベンチでうたた寝してたら春が来てた高樹。でも、まんざらでもない高樹。を表現してみました。」だそうです。視点が超ナイスです。監督…。是非キリンジもお願いしたい。
来月発売のコンピは、「去年雪が降った時に、うちのキッチンから見える駐車場に積もった雪を見ながら音楽を聞くのがけっこう楽しかったので、それにバッチリな感じで選びました」「対象が限定されてますね(笑)」
今日のイベントは出来るだけ眼鏡かけてきてください!という事でしたが「普通の割合で眼鏡かけてない感じですよね(笑)」という本人の感想。「今年はアレでしょ?眼鏡がきてるんでしょ?まぁ、引っ張るだけ引っ張って、売れる要素になるんであれば何でも使っとけって(笑)。眼鏡なら10個でも20個でも掛けとけって。ははは。」「今日は高樹さんの5つ目の眼鏡に是非加えて欲しいと、持ってきたものがあります!(包みを渡す)」「やな予感がしますね…。(包みを開ける)ああー。(HG使用モデルのサングラス)これって、プレスリーモデルなんですよね」また小ネタを…。「お店のおじさんにこれ在庫無いんだよーと言われながら買ってきました」ここで、やおら眼鏡を外しグラサンにかけ替える兄に、会場から"おおー"の声。生で裸眼の兄を見てしまいました。眼光の鋭さに倒れそうです。先生!HGサングラスもかーなーりーお似合いです兄。「コレ、お小遣いで買ってくれたんでしょ?しないと悪いかなーと思って…。」「いや、生で"高樹が眼鏡を着替えたら"が見れて皆さんも嬉しい感じじゃないかと。」そのとおりです。
ソロライブと、年末のイベント、単行本の告知のあと、「来年のキリンジは?」の問いに「来年はキリンジも結成10周年なので、そろそろシフトチェンジした感じをお見せしたいなと思ってます。」「3人目の兄弟がメンバーに加わったり」「や、それは無いですね(笑)。うちの父親を入れたり。」「いや、いいんじゃないですか?"堀込家"って感じで。」「なんか、シフトチェンジ間違えてギアをバックに入れた感じですね。」「はははは」「あれですね、オートマで間違ってギア変えて人轢いちゃったみたいな感じ。」Drive Me Crazyか?(笑)
握手会後の挨拶は力強く。「今日はお休みのところご足労いただいてありがとうございました。来年のキリンジも楽しみにいただいて結構だと思いますよ。皆さんの期待に沿ったり沿わなかったりする感じで邁進して行きますのでよろしくお願いします!」だそうですので、ガンガン期待をかけていきたいですね!
イベント後、お茶しに行って、「兄のチャックが開いてた気がするの…」とかそんな話をしながら、ゆるゆるして、買出しして帰宅。

*1:男性。私はこの方女性だと思っていました…。