進化

妹を誘っての名古屋初参戦。兄弟、本日の衣装は兄ちゃんは初日と同じストライプに襟と袖だけが白いシャツ。ヤスは黄色のTシャツにグレーっぽいブルーのセーター。暑そう・・・。と思ったら、案の定3曲目が終わったぐらいで、汗が滴っていた。今回は4列目兄サイドのスピーカー前。その所為か、「自棄っぱち」から兄のコーラスが良く聞こえる。バスドラの音量には鼓膜の危機を感じたけどね。まぁこれはしょうがないか。端っこのほうだったので、小松君ほとんど見えないかな?と思ってたけど、よく見えました。曲によってスネアにタオル掛けてたり*1、カメレオンガールの時に、一緒に歌ってるふりしていたりとかね。「ニュータウン」、この曲本当に1回小松君のドラムで聞きたかったのだけど、想像を上回るウキウキ。しかもキーボード2本。嬉しい。「風を撃て」はライブ慣れしてるというか、こなれてる感があるなー、とおもうのだけど、「やぶれた草が〜」が無いのは残念。あと兄の最後のソロ・・・まだ固いのね。
名古屋のライブ初体験だったんだけど、客席の反応が暖かい。ヤスの緊張感溢れるMCにも常に暖かい拍手。水を飲みながらヤスのMCを見ていた兄に「何か見守ってるねぇ(ヤス)」「いや、馬の骨ツアー終わってどんだけMC上手くなってるかな?と思ってさ(笑)(兄)」「ライオンの親的な(ヤス)」「そうそう、そっから突き落とすからね!(兄)」「這い上がって来い!みたいなね(ヤス)」「握手まみれになって来い!ってね(兄)」ふはははは。「今日もこんな感じでゆるゆるとやってきますので、みなさんも楽しんでください」とまとめるヤス。
「ロープウェイ」の小松君のドラムはよく転がってて軽快だ。イントロの兄のギター、横浜では「?」と思う音程だったが今回は安定。ヤスがアコギで刻んで合いの手を入れるのは横浜ではなかったような?今回のツアーアレンジ、兄曲に積極的にヤスが参加してるように感じる。しかし、この曲はヤスの声の伸びやかなところが良く出てるよなー。兄→ヤスに切り替わったところで、視界が開ける感じがするのは狙いなの?「雨毛布」→「鼻紙」伊藤さんがトロンボーンからアコーディオンに持ち替え、「凄いねー、あの人なんでもできんじゃん!」と感嘆した妹の一言。そして、凄く丁寧に歌っているのに歌詞がすっ飛ぶヤス・・・。この曲、「退屈」→「味気ない」→「退屈」っていうのが混乱するんだね。覚えにくいだろうなぁとは思うんだけど、うっとりしてるところでやられると・・・ちょっと勿体ないです。
しかし、今日の「スウィートソウル」、今までで最高だった!泣きそうだった(堪えたけど)!特に最後の「君と僕に・・・」の後、ヤスのスキャットからコーラスが重なるところで、グワーッと鳩尾に来ました。やっぱりヤス曲ってスルメだわ・・・。そしてライブでくる!そこから「ダンボール」ってのも凄い流れだと思うけど。今日はバスドラが効いてて、この曲の迫力もアップ。しかし、重過ぎないのだ。この辺、今回のバンドの特徴がよく出てると思う。ま、この曲は、あと松本さんの長大なソロもあるし。ちなみにうちの妹さんは松本さんの崩し具合が苦手なほうでした。特に後半3分の1がうーん、と。私は横浜よりカッコよくなってると思ったんだけど。思わず「松本さ〜ん!」と声を掛けたら微妙に嬉しそうな顔をしていた(ように見えた)。「Lullaby」でも兄のコーラスが良く聞こえて、嬉しい。この曲、アウトロの兄のギターがエロくていいですね。
MCではアップルストアでインストアしたときに、名古屋まつりを見たって話。「家康と秀吉と信長。(兄)」「あと何とか姫、ねねじゃなくて・・・(ヤス)」「(流して)とにかくそのー、ごめんね、流して(笑)、そういう歴史上の人達に扮装した人が練り歩くってお祭りなんだよね。僕はまたその3人を祀った名古屋神社って言うのがあるのかと思って、またご都合主義だな!と思ったんですけど。だって家康は日光にもうあるじゃん!みたいな(兄)」「その年で変わるんでしょ?(ヤス)」変わんないよー!と客席から突っ込み。「あれ、どういう基準で選ばれてるんだろう。あなたは誰タイプ?みたいなこと?(ヤス)」「ダイヤモンドとかの雑誌に載ってそうだね。ああいう雑誌って読まないなぁ(兄)」どういうの読むの?との客席の声に「Spa!かな・・・(笑)嘘です。スピリッツとか・・・文春とかだね、ああいう悪口雑誌(笑)(兄)」「今回はセルフプロデュースでやることが多かったから、普段ビジネス書とかほとんど読まないんだけど、『仕事を早くするコツ』っていう本を買ってしまいましたよ。(ヤス)」「笑いましたよ。突っ込もうかと思ったもん。あと、凄いのが『グズな人には訳がある』ってやつね。何かいろいろ買って考えてるんだなと思ったよ(笑)(兄)」「絶対最後まで読まないんだけどね・・・(ヤス)」「あと、一番意外だったのは、これ言っていいのかわかんないんだけど、『ニキータ』があったね!(兄)」どよめく客席「いやいやいや、あれは調べ物があって・・・(ヤス)」と微妙に焦るヤス。「"アデージョ艶女)"が周りにいるのかと思いましたよ(兄)」「アダージョでしょ?(ヤス)」アデージョだよ!!!と思わず突っ込んだところ、「"アデージョ"だよねぇ?」と兄に拾って頂きました(嬉)。
今日の「Golden Harvest」スゲーテンポ速かったよ!小松君か・・・?後半戦で兄と沖山さんに取り押さえられていたように感じましたが(汗)。「ロマンティック街道」ではヤスがいきなり「♪いつも〜」と2番から歌いだしてしまい、その後「あぁぁぁ」と呻いた後、「ダラ〜ララ〜」とスキャットでごまかし「仕事を入れるの?」で復帰。ピンスポ部分が気になってしょうがないのか?分かるけど・・・。しかし、兄がノリノリで、カッティングカッコよくて夢に見そう〜。「イカロス」で回るミラーボール、「♪この旅客機に〜」で青く切り替わるライト、一昨年のFair Groundで酔っ払ったヤスが「♪キスをみまうぜBaby」と歌うのにみんなで「今ださぁ〜(キャーーー)!!!!」と応えたことを思い出す。楽しい、楽しすぎる!
アンコールの「CHANT!!!!」仙台で「一緒に歌ってください」と言ったと聞いて驚いたので、今回も言ってくれるかな?と期待してたら、イントロが始まっちゃって、言わないの?と思ったら、「良かったら、歌いたい人は一緒に歌ってみて下さい」おお、言った!けどニュアンスが微妙だわ、ヤス王子・・・。許可なの?試しているの?しかし、歌ってみました(笑)。キリンジのライブで一緒に歌える日が来るなんてー。*2なんか、こういうところからも今回のツアー、今までと違うっていうか、ちゃんとエンターテインに気を配ってるというか、そういう印象を強くしたわー。

全体的に、どこがどう、とははっきり言えないんだけど、横浜より良くなってた!兄ちゃんのコーラス参加も増えていたように思う。ヤスの歌詞吹っ飛ばしもあったけど3日目でこの進化、AX超楽しみ。

妹の感想は、CDよりイイ!次もまた見たいから誘ってね。というもので概ね好評でした。兄ちゃんはメガネが反射してどこ見てるか分かんないのがコワい・・・と言われましたが。

*1:そしてそのタオルがキリンジの一昨年のツアータオル(青いやつ)に見えたり

*2:他の人のライブだと結構普通なんだけどね・・・。